ベスとベラ アイリーン・ハース 作・絵 たが きょうこ 訳 福音館書店 20x21cm
寒い冬の午後のこと
外でお人形と遊んでいたベス。
一緒に遊ぶ友達が欲しいなあと
思いました。
クッキーを食べて
お茶をすすって・・・
ベスとお人形は、あお向けになって
寝転んで空を見つめています
すると、雲の中に
何かいるのが見えました。
それが来るくる回りながら
落ちてきて粉雪の積もった上に、
バラン!
小鳥です。
羽をふくらませ、起きあがろうと
もがいています。
周りには、小さな旅行かばんが
いくつも散らばっていました。
ひとりぼっちだった
女の子のところへ舞い降りてきた小鳥は、
冬の間ずっと、ベスの部屋で過ごすことになります。
しかしやがて、ベラも、巣に帰る時がやってきます。
心温まる冬のお話です。