おもちゃ屋へいったトムテ エルサ・ベスコフ 作 菱木 晃子 訳 ささめや ゆき 絵 福音館書店 タテ21cmヨコ19cm
田舎の小さな白い家に、人のいい、ちょっと歳のいった娘さんがふたり、住んでいました。
娘さんたちは、自分で作った人形を町のおもちゃ屋へ売って暮らしを立てていました。
二人とも、手先が器用で次々と新しいアイデアを思いついては
いろんな人形を作ることができました。
娘さんたちにとって一年で一番忙しい季節は
クリスマスの前でした。
その頃になると二人は毎日、夜遅くまで働きました。
けれども、どうしてもこれが気に食わないものがいました。
娘さんたちの家の床下に昔から住んでいる、小人の父さんトムテです。