おつきさんどうしたの E・M・プレストン文 B・クーニー絵 岸田衿子 訳 岩波の子どもの本 岩波書店20×16cm
私たちの子供の頃もちょうどこの絵本の表紙のように、
カーテンの隙間から月をのぞいていました。
月夜はガチョウの子が抜け出したくなるくらいに魅力的でした。
つきは満月になったり、ある時は半分になったり、
また三日月になってたくさんの絵本にも登場しています。
きっと子供たちが月を気に入っているからです。
この絵本を見る子供たちもガチョウのこと一緒に絵本の中の夜道へ出かけていって
月を見つけ、水に潜り、野道を駆け出し、少し怖い思いをするのでしょう。
小さい子にとっては精一杯の冒険です。
以上、訳者 岸田玲子さんのお言葉より抜粋
こどもたちを寝かせて、ガチョウのお母さんは、お隣のめんどりさんのところに
出かけていきます。
その後、一羽のちびさんのガチョウが、月に誘われ
家から出ていってしまいました。…
作家のエドナ・ミッシェル・プレストンさん
アメリカの女流児童文学作家。
この絵本の文章はニューヨークタイムズ紙も単純で活動的、そして詩的であると高く評価しました。
バーバラ・クーニーさん
1918年ニューヨーク、ブルックリン生まれ。ロングアイランドで少女時代を送りました。1958年のチャンティクリアときつねをはじめとする多くの優れた作品を作り出しています。