黒クルミのからのなかに 文 ミュリエルマンゴー 絵 カルメンセゴビア 訳 ときありえ 西村書店
少年ポールのお母さんはある日、自分のところに死神がやってくるから、自分はもう死んでしまうとポールに打ち明けます。ポールは死神を黒いクルミの中に閉じ込めてしまいます。そこから世界はおかしなことになっていくのですが…。
生きることと死ぬこと、少年の成長についても描かれている深い作品ですが、お話にあまり暗さはないと思います。お母さんの穏やかな表情や、どこかしらあっけらかんとした人柄が感じられます。小学生くらいから大人にもおすすめです。